これも、通常の管理・運用作業では
使ったことはありません。
竹:というよりも、一生使うことはないと思うよ。
大:だそうです。
でも、シェルスクリプトの中では、
時々、見かけるので、とりあげます。
■使い方
例1)
echo "この文を画面表示、かつファイルに書き出します。" | tee -a test.txt
画面表示(標準出力)と
引数で指定したファイルへのコピーを
同時に行います。
なので、ここでは、
画面に下記文が表示され、
「この文を画面表示、かつファイルに書き出します」
同時に、同じ文面がtest.txtに書き込まれました。
例2)
echo "この文を画面表示、かつファイルに書き出します。" | tee -a test.txt test2.txt test3.txt
teeコマンドでは、
引数に指定したファイルすべてに
コピーされます。
この場合、test.txt test2.txt test3.txtの
3つのファイルすべてに同じ内容が
記録されます。
シェルスクリプト実効時、
エラーが発生した場合に、
画面に結果を表示させながら、
ログファイルへも書き出す、という処理で
よく使われます。
-a なしで使用すると、追記ではなく、
上書きとなりますので、注意しましょう。
詳しくは、man tee してください。
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■中途半端なコマンド本やスクリプト本を
買うくらいなら、こっちがベターです。

2003年12月号や2005年1月号など
過去のスクリプト特集がたくさんあります。
これを見て作成していけば、
ほとんどの記述方法は、
あっという間に覚えることができるでしょう。
その他の内容も豊富なので、
コストパフォーマンスが非常に良いです。